薄毛や抜け毛は、その原因によって様々な特徴(薄毛、抜け毛の型)があります。
以下に、代表的な型をいくつか挙げます。
頭頂部から後頭部にかけての円形脱毛・薄毛 または、生え際の脱毛・薄毛
考えられる原因:牽引性脱毛症
牽引性脱毛症、つまり、髪と毛根に過度の力が加わり続けることによって生じる脱毛症に、このような特徴が見られます。
つまり、髪を束ねたとき、主に髪が引っ張られる部分の髪が抜けやすくなるわけです。
三つ編みやポニーテール、日本髪のような、髪と毛根が常に引っ張られる髪型を習慣的にされている方は、牽引性脱毛症が現れやすいといえます。
牽引性脱毛症の対策として、髪と毛根が引っ張られるような髪型を控えることができます。そうすれば髪の量は回復します。
円形(部分的)脱毛
考えられる原因:精神的ストレス
小豆大から硬貨大の大きさの脱毛が生じる場合があります。これは、過度の精神的ストレスによるものが多いようです。これもストレスがかかっている間の一時的な症状ですので、そのような環境から開放されれば回復します。
後頭部の薄毛
考えられる原因:老化による女性ホルモンの減少
老化による女性ホルモンの減少により、後頭部の髪にコシやハリがなくなる、髪が細くなる、脱毛するといった症状が現れることがあります。
頭全体にわたる薄毛(髪が細くなり、コシがなくなる)
考えられる原因:老化による女性ホルモンの減少、ストレス、肥満、過度のダイエット
この種の薄毛も、老化による女性ホルモンの減少による場合が多いです。頭全体に髪にコシやハリがなくなり、髪が細くなります。また、ストレス、肥満、過度のダイエットによる栄養不良によっても、この症状が現れることがあります。
こめかみ、生え際、頭頂部の薄毛と脱毛
考えられる原因:FAGA(女子男性型脱毛)
加齢による女性ホルモンの減少によって男性ホルモン、テストステロンが優勢になります。このテストステロンが頭皮にある5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロンというホルモンに変わります。このジヒドロテストステロンが抜け毛・薄毛の原因となります。その結果、AGA(男性型脱毛症)と同様の症状が現れます。
普段よりも多めに髪が抜ける
考えられる原因:分娩後脱毛(女性ホルモン量の増加と平常化による脱毛)、頭皮の異常(皮脂不足による頭皮の乾燥、皮脂過多、頭皮の炎症、染髪、脱色、パーマ)
妊娠中、女性の体内では女性ホルモンが増加します。髪の成長は女性ホルモンによって維持されるので、本当ならヘアサイクルの周期が終わって抜けるはずの髪が抜けずに留まってしまいます。出産後は、女性ホルモンが正常な量に戻るので、まとまって髪が抜け落ちるという現象が起こります。
頭皮に異常のある人、例えば、皮脂が少ないゆえに頭皮が荒れて炎症をおこしてしまう、それとは逆に、皮脂が多いために皮脂とそれに付着する汚れが毛穴を塞いでしまい炎症をおこす、洗髪のし過ぎ、染髪と脱色、パーマなどで頭皮や髪が痛む、そのようなことが原因でヘアサイクルが乱れることで、通常よりも多く髪が抜けるということが起こります。