女性の薄毛は男性よりも複雑?

女性の薄毛の理由は、男性よりも複雑で多岐に渡ります。そして、一般に女性のほうが男性に比べ髪型を変えたり髪の曲を直したりする機会が多いでしょうし、医学的に見ても女性のほうが男性よりも繊細で複雑ですので、周囲の環境の変化、体力的精神的負担、食生活の変化、ストレスや出産に伴うホルモンバランスの変化などの影響を受けやすいといえます。



女性に多い(または特有の)原因と症状

女性に多い薄毛の理由として上げられるのが、頭皮の乾燥による薄毛です。
男性の場合、年齢を負うごとに皮脂が多くなります。それとは逆に、女性の場合は、年齢とともに皮脂が少なくなり、皮膚が乾燥しやすくなります。頭皮も同様で、年齢とともに皮脂が少なった頭皮は乾燥したフケが出やすい状態になります。乾燥したフケは毛穴を塞いで炎症を起こさせ、正常なヘアサイクルを維持できなくさせてしまいます。さらに、そのような女性の身体的な特徴に加えて、1日に朝晩2回の洗髪を習慣にしていると、頭皮の皮脂を取りすぎてしまってさらに薄毛・抜け毛を助長させてしまうことになります。

さらに女性に多い薄毛・抜け毛の理由は、牽引性のものです。
昔の日本の女性は、習慣的に日本髪を結っていたので、年配の女性で頭頂部が円形に脱毛している方が多く見られました。現代でも、ポニーテールや束髪など髪が過度に引っ張られるヘアスタイルを好む女性は、牽引性の薄毛になる可能性が大きいです。ただ、この種の薄毛は、髪が過度に引っ張られるヘアスタイルをやめれば回復しますので、深刻なものではありません。

女性特有の薄毛の理由として、分娩後脱毛症が上げられます。妊娠中、女性の体内では女性ホルモンが増加します。髪の成長は女性ホルモンによって維持されるので、本当ならヘアサイクルの周期が終わって抜けるはずの髪が抜けずに留まってしまいます。出産後は、女性ホルモンが正常な量に戻るので、まとまって髪が抜け落ちるという現象が起こります。最初は驚いたり不愉快な思いをするかもしれませんが、一時的な現象で数ヶ月で回復しますので心配はいりません。

老化による女性ホルモンの減少は、女性の髪に様々な影響を与えます。
です。これはストレスや老化、栄養不良が原因とされているびまん性と呼ばれるの場合、髪が頭全体にわたって均等に薄くなるという特徴があります。
老化による女性ホルモンの減少は、後頭部から薄くなり、毛が細くなるというかたちで現れることもあります。
老化による女性ホルモンの減少によって男性ホルモンの比率が高まった結果生じるFAGA(女子男性型脱毛症)の場合、こめかみの上から抜け毛が始まり、額の生え際が独特のM字型に後退し、加えて頭頂部も薄くなってゆくという、特徴的な薄毛の症状が見られます。