中・長期の継続と観察が必要

基本的に、毛母細胞が生きているならば、再び発毛する可能性があります。
毛母細胞に十分な栄養が供給されて、再び活発に細胞分裂をはじめるならば発毛します。
しかし、それまで薄かった髪が、育毛剤を使い始めて10日ほどでフサフサになるということはありません。
髪が成長するスピードは1ヶ月で1cmほどです。ですから、育毛剤の使用開始から半年ほど経ってみて、つまり髪が6cmくらい伸びたときに、使用前の状態と比較してみて、果たして今使っている育毛剤が効果を発揮しているのかどうかの判断ができるでしょう。ですから、育毛剤の効果は数ヶ月または数年単位で現れると考えてください。

しかしながら、育毛剤の中には「数日で変化が現れた」というレポートを掲げた製品もあります。そのような製品の場合、毛母細胞が活発に分裂させる成分によって通常よりも育毛のスピードが早まった結果、数日で毛根が太くしっかりした状態になってコシやハリを感じられるようになったり、髪が生えてなかった毛根から産毛のような髪の先端が確認できた、といった変化です。



具体的な効果の現れ方

全く髪が生えていない毛穴の場合、毛穴の中に毛母細胞が残っていて、育毛剤の効果によって毛母細胞に栄養が運ばれ、再び細胞分裂が始まれば発毛します。その場合、まず細い産毛のような髪の先端が毛穴から生じます。
そのように、いったん発毛すれば、再び、発毛と抜け毛のサイクルが始まります。
産毛のような髪がやっと生え始めたのに、すぐに抜け落ちてしまったということもあります。しかし、どうぞご心配なさらずに。そこから髪が生えたということは、その毛穴の毛母細胞は活動をはじめている証拠です。またその毛穴から次の髪が生えてきます。
発毛と抜け毛のサイクルを繰り返すたびに髪は太くなってゆき、抜け毛までの期間も延びてゆくでしょう。

すでに生えている髪であれば、育毛剤の効果によって、使用前よりもしっかりした髪になったり、髪のコシやハリ、また髪全体のボリュームに現れます。

育毛剤の効果は、個人の体調や生活習慣によっても変化します。
例えば、育毛剤の中に頭皮の血行促進に効果のある成分が入っていても、タバコの習慣があるならば頭皮の血行は改善されずらいですし、栄養バランスを欠いた食事を続けているなら、毛母細胞に必要な栄養は運ばれません。
ですので、育毛剤は根気強く使い続けること、そして、適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠など、育毛剤の成分がしっかりと役割を果たす環境を維持することが大切です。