生活習慣の改善もヘアケアのひとつ

育毛剤の中には、頭皮の血行を促進する成分が含まれている製品が多くあります。栄養バランスを欠いた食事を続けているなら、せっかく育毛剤の効果によって頭皮の血流が良くなっていても毛母細胞に必要な栄養は運ばれませんので、育毛剤が効果をより発揮できるよう、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
それには、十分な睡眠、規則正しい生活と共に、栄養バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。
タバコ(ニコチン)は、体の血行を悪くします。ですから、タバコも控えましょう。

ストレスも育毛を妨げる要因となります。
ストレスは交感神経と副交感神経のバランスを乱し、頭皮の血行にも影響を与えます。そうしたストレスによる血行の影響が、毛乳頭、さらには毛母細胞に影響をあたえることになります。
十分な睡眠や適度な運動によって精神衛生を良い状態に保つのも大切なヘアケアといえます。

不足しがちな栄養素を意識して摂るようにしましょう。
抜け毛予防に効果的な栄養素である亜鉛を含む食品を摂りましょう。
髪にコシを与え、つややかさを維持する栄養素として鉄が挙げられます。ただし、鉄と亜鉛に関しては、過度の摂取を避けるようにしましょう。過剰摂取はお互いの吸収を妨げてしまい、逆に亜鉛不足、鉄不足につながりかねません。

頭皮の皮脂が多い方には、皮脂の分泌を抑えたり、頭皮の新陳代謝を活発にさせるビタミンB群が有効です。特にビタミンB2は毛髪を維持する働きがあります。
また、ビタミンAも髪や頭皮の状態を正常に維持する栄養素です。
ビタミンCは皮膚や血管の弾性を保つ働きがありますし、ビタミンEは血液の流れを正常な状態に維持する働きがあるので、頭皮の血行を良いものにするのに効果的な栄養素といえます。
ビオチンは、健康な髪を維持する効果がある栄養素です。ビタミンHと呼ばれていますが、実はビタミンB群に分類されます。逆にビオチンの欠如は抜け毛につながります。抜け毛を防ぐためにビオチンのサプリメントは有効といえます。
また、ビオチンは、他のビタミンB群やビタミンAと一緒に摂取するとより効果が高まります。



正しい洗髪

洗髪は夜におこないます。また、1日1回の洗髪が基本です。なぜならば、洗髪のし過ぎは、本来頭皮と髪を保護する目的で分泌される皮脂を必要以上に洗い流してしまい、頭皮や髪を傷つける原因となるからです。
また、過度の洗髪は、皮脂の過剰分泌にもつながります。体は自己防衛機能によって、脱脂されすぎた頭皮を保護しようとして、より多くの皮脂を分泌させようと頑張るからです。

正しい洗髪方法としては、まず、髪と頭皮全体をぬるま湯で良く濯ぎます。
次に、指の腹の部分で頭皮をマッサージするようなイメージで、頭皮を摘み上げるような用量で、軽い力で揉んで行きます。
その後、シャワーで頭部全体を濯ぎます。
どうぞ、シャワーの下に洗面器を置いたうえで、髪を濯いでみてください。白い垢カスのようなものがたくさん浮いて、さらに皮脂もたくさん浮いて、洗面器に溜まったお湯が白く濁っていると思います。
お湯のシャワーだけでも、これだけ頭皮と髪を洗うことができるのです。

お湯での洗髪が終わったら、手のひらにシャンプーを適量のせて、両手でシャンプーを軽く泡立てます。
両手で、シャンプーを髪全体に塗り広げるようにします。
シャンプーでの洗髪も、お湯だけでの洗髪方法と同じです。指の腹の部分で頭皮をマッサージするようなイメージで、頭皮を摘み上げるような用量で揉んで行きます。絶対に爪を立てないでください。

ゆっくりと、時間をかけて洗髪します。
シャンプーを洗い流すときは、シャンプーの成分をすべて洗い流すように、濯ぎ残しがないように気をつけましょう。



頭皮のマッサージ

頭皮のマッサージについては「育毛に良い」という意見と、「育毛にはあまり効果がない」または「マッサージはむしろ抜け毛の原因になる」という意見とに分かれていて、賛否両論観られます。
確かに、力のこもった過度のマッサージは、頭皮のうっ血や毛穴の裂傷、炎症などの原因となり、逆効果になります。
ですから、頭皮をマッサージする際には、軽く頭皮をほぐす、頭皮の血行を良くするために指の腹の部分で軽く撫でる程度で十分といえます。
基本は「頭皮に傷をつけない」「やり過ぎない」「力を入れすぎない」ということです。